グローバル難民フォーラム出席の機会を使い、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(Mr. Filippo Grandi, United Nations High Commissioner for Refugees: UNHCR)と会談しました。
私からは、故緒方貞子氏の難民高等弁務官としての活躍に触れつつ、人間の安全保障の概念を踏まえた難民問題への全世界的取組を具体化する第1回グローバル難民フォーラムの開催を評価するとともに、複雑化し長期化する難民支援に関しては、インパクトを最大化し、効率を最善にし、コストを最小限に抑制する努力が、持続可能性を高めて問題解決を達成する唯一の方法である旨申し上げました。
グランディ国連難民高等弁務官からは、日本のUNHCRに対する拠出が近年減少傾向にあることに対する強い懸念が示されるとともに、私が申し上げたアプローチが非常に重要であり、日本の更なる関与を期待する旨話があり、有意義な会談となりました。