10月4日,来日中のヤニック・グレマレック緑の気候基金(GCF)事務局長(Mr. Yannick Glemarec, Executive Director, Green Climate Fund)と会談(朝食会)し、来る増資に向けて意見交換しました。
私からは、来年からのパリ協定の本格実施にあたって、GCFの役割が益々重要になっていること、GCF第1次増資にあたり、より効果的かつ効率的な運営や適切なガバナンスの確保、日本人職員数の増加も含め、我が国との緊密な連携等に向けた取組が必要であることを申し上げました。また、パリ協定の着実な実施のためには公的機関の取組だけでなく、民間セクターの関与、民間資金のさらなる活用を強化していくことが必要であることを強調し、また優れた環境・気候技術を有する日本企業との連携を要請しました。
これに対し、グレマレック事務局長からは、日本のGCFに対する貢献と協力への謝意が伝えられ、GCFの幅広い基盤を構築するためにも、日本の増資やプレゼンス強化が必要であり、日本の技術を気候変動対策に活用するため日本企業との連携を強化していきたい、GCFの運営を強化していくために、引き続き日本の協力をお願いしたいとの発言がありました。