11月6日、日UNDP戦略対話のために訪日したウリカ・モデール国連開発計画(UNDP)総裁補兼対外関係・アドボカシー局長(Ms. Ulrika Modéer, UN Assistant Secretary-General, UNDP Assistant Administrator and Director of the Bureau of External Relations and Advocacy)及び岡井朝子国連事務次長補,UNDP総裁補兼危機局長(Ms. Asako Okai, UN Assistant Secretary-General, UNDP Assistant Administrator and Director of the Crisis Bureau)の表敬を受けました。
私からは、対応すべき課題、分野が多様化している中、資金ギャップをどう埋めるかが重要であり、民間資金の投資を促していくことが非常に大事であること、また、被支援国のオーナーシップ、特に市民社会を含めた関与やドナー・カントリー、各国際機関内の有機的な連携によるコレクティブ・インパクトを最大化することが、最終的な効果を最大化することに不可欠である旨、お話しさせていただきました。
これに対し、モデール局長からは「日本が、地球規模の課題への対処において多国間主義を尊重する立場を示していることを評価するとともに、UNDPとして日本との戦略的な対話を通じて、課題解決に取り組んでいきたい」とのお話がありました。また、岡井局長からは「危機的な状況にある地域では、人々が政府や政権に対する信頼を欠いている状況が散見され、脆弱な人々を取り残さないようにする上では、国連事務総長が唱道するように、各国連機関間、民間部門との協力が重要である」と述べられました。
私からは、「SDGsの達成に向けて民間資金を含め、各種支援を連携させることで支援のインパクトを最大化することが重要」であること、またUNDPとの更なる連携強化や日本人職員の更なる登用を期待している旨発言しました。